【骨粗しょう症】予防と治療について

      2017/08/28

骨粗しょう症とは、骨の内部がスポンジのようなスカスカの状態になってしまい、小さな衝撃でも骨折しやすくなる症状で「骨の生活習慣病」ともいわれます。

60代女性の3人に1人、70代女性では2人に1人が骨粗しょう症だといわれているほど、高齢の女性にとっては非常に身近な病気です。

骨粗しょう症になる原因

骨粗しょう症になる原因は、骨粗しょう症になる人に高齢女性が圧倒的に多い理由と深い関係があります。

それは骨密度が卵巣機能の状態と比例するといわれているからです。

 

骨密度を正常に維持するためには、古い骨を破壊する骨吸収と新たな骨をつくる骨形成のバランスを保つことが重要です。

女性ホルモンにはこの骨吸収を抑制する作用のあるエストロゲンが含まれています。

女性は閉経後に女性ホルモンが低下することでこのエストロゲンが減少し、それが原因で骨密度が低下してしまうのです。

 

このように体内環境が変わることで骨吸収と骨形成のバランスを保てなくなることが骨粗しょう症になってしまう最大の原因です。

症状の特徴は?

初期の骨粗しょう症は症状がほとんどありませんが、進行してくるとじわじわと症状が出てきます。

よくある症状の特徴としては次のようなことがあります。

・身長が若い頃よりも2cm以上縮む

猫背になり背中や腰が曲がってくる

・背中や腰に重さや痛みが出る

 

骨粗しょう症の検査方法

骨粗しょう症の検査は、一般的な問診から始まり骨密度検査、レントゲン検査、身長測定、血液・尿検査など多岐にわたります。

身長測定は一見関係なさそうに思えますが、25歳時と比べてどれくらい縮んでいるのかを測定することは、骨粗しょう症の診断には重要な指標です。

これらの検査を行い、骨粗しょう症と診断されれば治療を始めることになります。

骨粗しょう症の治療方法

骨粗しょう症の治療方法は、大きく分けて3つあります。

<食事療法>

まず1つは食事療法です。

骨粗しょう症を改善するには、次の栄養素を摂取することが効果的です。

・カルシウム(牛乳などの乳製品、煮干、干しえび)

・ビタミンD(サケ、マスなどの魚介類)

・ビタミンK(納豆、ほうれん草、ブロッコリー)

・マグネシウム(豆類、藻類、種実類、魚介類)

逆に塩に含まれるナトリウムやリンは骨にとって良くない栄養素のためなるべく控えるようにしましょう。

外食やファーストフード、コンビニのお弁当などにはナトリウムやリンが多く含まれているので、毎日のように食べるのは控えましょう。

また、アルコールやカフェインの過剰摂取も骨に悪いため注意が必要です。

<運動療法>

運動療法では骨にかかる重力が良い意味で刺激になって骨密度が増すといわれています。

急に激しい運動をすると骨への負担が大きいので、まずはウォーキングなどの軽めの運動がおすすめです。

1日30分程度を継続して行うことが大切です。

⇒腰痛もちがスポーツを楽しむときの注意点

<薬物療法>

病院で骨折のリスクが低いと判断されれば、ビタミンDやビタミンKの内服薬を服用します。

骨折のリスクが高い場合には専用の治療薬「ビスホスホネート(BP)製剤」や「エストロゲン製剤」を補充することもあります。

食事や運動に気を使って予防をしよう

骨粗しょう症を予防するには、日ごろから骨に良い栄養素を多く含んだ食事を摂る事や、適度な運動が必要です。

また残念ながら骨粗しょう症と診断されてしまっても、治療で骨密度を増やしていくことは可能です。

40、50、55、60、70歳の女性を対象にした公的な健診もありますので、早期発見のためにも定期的に受診することをおすすめします。

⇒<腰痛を治す食事>必ず取りたい4大栄養素はコレ!

次のページ


 - 腰痛の種類