腰椎椎間板症は治らないってホント?

      2017/08/23

腰椎椎間板症とは、腰椎の椎間板の中にある髄核(ずいかく)がつぶれたり、椎間板の外側にある線維輪(せんいりん)に亀裂が入ることによって炎症反応をおこし、痛みやだるさが出る症状のことをいいます。

 

椎間板が原因の疾患として有名な椎間板ヘルニアとの違いは、腰椎椎間板症は「椎間板ヘルニアの前兆症状」であるということです。

つまり腰椎椎間板症が悪化すると、椎間板ヘルニアが発症してしまうのです。

 

※画像参考 全日本民医連

腰椎椎間板症になる原因は?

では腰椎椎間板症になってしまう原因はどういったところにあるのでしょうか。

 

椎間板の老化も1つの原因ではありますが、それ以外で椎間板が劣化する原因として、水分不足が挙げられます。

椎間板は水分が不足することで柔軟性が落ちてしまうため、水分不足が椎間板の劣化へとつながってしまうのです。

 

また、姿勢の悪さも椎間板への圧迫が強くなるため、劣化させる原因となります。

 

椎間板は20歳を過ぎたころから老化が始まるといわれているので、なるべく負担をかけないように気をつけることが大切です。

腰椎椎間板症の症状について

腰椎椎間板症の症状の特徴は、主に腰への痛みや重さ、だるさが挙げられます。

痛みの強さはヘルニアほどではなく、ヘルニアのように脚への痺れなどの症状は基本的にありません。

ただしヘルニアの前兆というだけあり痛みが出る体勢は同じで、前かがみに腰を曲げたときに痛みが出やすいのが特徴です。

どんな人がなりやすい?

腰椎椎間板症になりやすい人には共通する特徴があります。

 

まず年齢は20~50代の男性に多い傾向があります。

これは20歳ころから椎間板の老化が始まることと、60代以上になると椎間板が硬くなってつぶれにくくなることが理由です。

また、20~30代の若いころは働き盛りなこともあり、仕事で腰へ大きな負担をかけることが多いということも理由だといえます。

 

特にデスクワークで座りっぱなしの人は腰への負担が大きく、肉体労働で重い物を持つ事が多い人も椎間板を劣化させやすくなるので注意が必要です。

同じように立ちっぱなしであまり動くことが少ない仕事の人も、腰に負担がかかりやすいので要注意です。

 

運動不足や肥満の人も腰への負担が大きく、腰に怪我をしたことがあるような人も椎間板症になりやすい人の特徴だといえます。

効果的な治療方法

腰椎椎間板症は治らないという噂を聞くこともありますが、決してそんなことはありません。

 

椎間板症はヘルニアほど酷い状態ではないため、基本的には薬や手術などの本格的な治療は必要ありません。

生活習慣を改善すれば症状も軽減させることが可能です。

⇒日常生活で気をつけたいこと

 

まず水分不足は大敵なのでしっかりと水分を摂ることを意識しましょう。

成人は1日に1.5~2リットル程度の水分を必要とします。

高齢になると1~1.5リットル程度でも大丈夫ですが、毎日意識してこまめに水分を摂るようにすることが大切です。

 

そしてデスクワークの人であれば姿勢を正すための工夫をすることも大切です。

机と椅子を適切な高さにすることや、パソコンのモニターの高さも調節すると良いでしょう。

⇒必見!デスクワークが長い人の腰痛対策

立ち仕事の人にも言えることですが、腰への負担を軽減するために仕事中だけでもコルセットをするのも1つの方法です。

⇒腰痛ベルト・コルセットの正しい使い方とは

ヘルニアになる前に生活習慣を改めよう

腰椎椎間板症になってしまった場合でも、ヘルニアほどの強い症状が出る手前の段階であれば、今のうちから生活習慣を改めることで十分に改善することが可能です。

ヘルニアになってしまうと強い痛みや大変な治療が必要となることもあります。

そうならないためにも、十分な水分補給と腹筋や背筋といった筋力を日常的に鍛えておくことがおすすめです。

⇒腰痛は何科に行けば良い?

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