スポーツ選手がなりやすい腰痛とは

      2017/08/28

どんなスポーツも腰の動きは体を自在にあやつる上で重要なポイントになります。

腰は上半身と下半身をつなぐ部位であり、複雑な動きに耐えなければならないため柔軟性が必要です。

しかしそれだけに負担が非常に大きくなる部位でもあります。

スポーツをする人がなりやすい腰痛

スポーツ選手や日ごろからトレーニングを行う習慣のある人がなりやすい腰痛には次のようなものがあります。

・筋・筋膜性腰痛症

・腰椎分離すべり症

・椎間板ヘルニア

<筋・筋膜性腰痛症>

筋・筋膜性腰痛症とは、レントゲンやMRIでは異常と診断されず、足へのしびれなどもない腰痛のことをいいます。

特徴的な症状は腰や臀部の痛みです。

筋肉が疲労物質により硬くなってしまい、それが原因で血行不良を起こすことで痛みが現れます。

⇒腰痛と筋肉痛の違いとは

<腰椎分離すべり症>

腰椎すべり症もスポーツ選手に多い腰痛の1つです。

この症状は成長期に起こる背骨の疲労骨折の一種として知られています。

小学生くらいの年代に激しいスポーツをすることが原因で発症するといわれていますが、必ずしもそのころに強い症状が出るとは限らないことが厄介な疾患です。

ラグビーやレスリング、サッカーなどのコンタクトスポーツを行っていた場合にも多く見受けられる症状です。

⇒腰椎変性すべり症はこんな疾患です

<椎間板ヘルニア>

説明不要なほど私たちと身近な存在である腰痛の一種であり、スポーツ選手に限らず発症する人が多い腰痛です。

しかし激しいスポーツをしていると椎間板にかかる負荷も大きくなるため、椎間板が変形して神経を圧迫するリスクは高まります。

腰の痛みはもちろん、臀部や下肢にかけての痛みやしびれを伴うことも珍しくありません。

⇒この痛みはヘルニア!?<症状と対処法>

スポーツ障害とは?

「スポーツ障害」という言葉をご存知でしょうか。

スポーツをしていて起こるケガは、「スポーツ外傷」と「スポーツ障害」に分けられます。

1度の衝撃で起こる肉離れや骨折、捻挫などは「スポーツ外傷」といい、継続的な負荷がかかることで慢性痛を引き起こす症状のことを「スポーツ障害」といいます。

 

スポーツ外傷はスポーツ中に起こるケガなのでわかりやすいのですが、スポーツ障害は本人も気付かないうちに症状が悪化している場合がほとんどです。

スポーツ障害は身体を使いすぎてしまうことが主な原因です。

特定のスポーツを長く続けていると、同じ個所に継続的に圧力がかかるためオーバーユース(使いすぎ)になってしまいます。

そのため気付かぬうちに負担がかかり、疲労骨折や脱臼などを引き起こしてしまうのです。

⇒腰痛もちがスポーツを楽しむときの注意点

スポーツ腰痛の症状

スポーツが原因となる腰痛の症状は、基本的には普通の腰痛と変わりません。

症状というよりは原因の違いが大きいといえるでしょう。

疾患にもよりますが、椎骨の変形や椎間板の変形によって神経を圧迫し、腰から下肢への痛みやしびれが出てきます。

 

スポーツでは腰を曲げたり反らしたり捻ったりと様々な動きをするため、痛みがある状態のままプレーを続けていると悪化する恐れが非常に高くなります。

予防方法について

スポーツ腰痛の予防は、とにかく疲労を溜め込まないことです。

毎日ストレッチを行うことで腰の柔軟性が高まり、血流も良くなることから様々な疾患を未然に防ぐことができます。

筋肉に疲労がたまり硬くなってしまっていると、怪我にもつながりやすいのでスポーツ選手にとっては非常に危険です。

そうならないためにも、スポーツをするときはその前後のストレッチを絶対に忘れないようにしましょう。

⇒本当に簡単!寝ながらできる腰痛ストレッチ

また、しっかりと睡眠をとって1日の疲労を翌日に持ち越さないことが大切です。

プロスポーツ選手はどれだけ質の良い睡眠を取れるかをとても重要に考えています。

遠征先に愛用の枕やマットレスを持ち込む選手も多いのは、それだけ睡眠が身体に与える影響が大きいことを知っているからです。

⇒腰痛布団はどうやって選ぶ?

体を理解し負担の軽減を目指そう

スポーツによる腰痛の多くは、瞬間的な負担よりもスポーツ障害のような継続的な負担の蓄積が原因となっています。

それには体の使い方なども大きく関係しており、なるべく無理のないスムーズな体の動かし方を意識する必要があるでしょう。

腰への負担を軽減させるには腹筋や背筋を鍛え、運動中には下半身をしっかりと使うことが大切です。

長くプレーを続けるためにも、フォームの改善や練習メニューに工夫を凝らしてみてはいかがでしょうか。

⇒あなたの腰痛の原因は?

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